古色風景記

写真が好きです。私が見つけた信州の素朴な風景をお届けします。

大きなカエデ

池田町の大峰高原へ行きました。この大きなカエデを見るためです。私は二〇一二年の秋以来なので、約三年ぶりの再会です。

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 ここに立っている大きなカエデは、昭和二十二年に大峰高原開拓団により発見されたそうです。開拓の際に、このカエデの根がどうにもならなく、根から幹を一メートルだけ残し、丸坊主にして中央に残したと記載してありました。
 それから約二十年、昭和四十三年に牧場を作った際に、大きく立派に育ったこのカエデが再発見されたのだそうです。
 でも凄いことですね、枝を丸坊主にして幹だけを残しても、二十年も経てばこのように立派に育つとは。樹の生命力を感じます!樹齢は二五〇年。

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 ㋑草原の中にポツンと佇む大カエデ。三年前に来た時よりも、カエデの根を守るための柵が広くとられていました。奥の丸っこい樹はアズキナシだそうで、松田聖子初主演映画「野菊の墓」のロケがこのアズキナシの下で行われたのだとか。
 ㋒は大峰高原から眺めた北アルプスです。五竜岳鹿島槍ヶ岳爺ガ岳が望めます。
 

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 野生のサルも見られました。全部で二十匹程の群れがしばし木昇りをしたり、草を食べたりして移動して行きました。特に人を警戒する感じは見られなかったです。農作物を荒らすのか分かりませんが、首に発信器のようなものを取り付けられたサルもいたので、警戒されているようです。

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  映画のロケや、NHKの連続小説「おひさま」の舞台にもなったので、大勢の人たちに知られるようになりました。私も写真を撮るようになってから二〇一〇年に初めて訪れました。
 二百五十年もここに佇んで同じ季節をを繰り返して来たんですね。人に発見されるまではどんなふうな景色だったんだろう・・・と想いを馳せてみます。

 大峰高原にはこの大カエデの他に、新しく発見された新カエデや、中カエデがあります。
 今年もまた十月中旬〜十一月の始めにかけて、七色のグラデーションンに染まる大カエデが見られるのではないでしょうか。その時が楽しみです。




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