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古色風景記

写真が好きです。私が見つけた信州の素朴な風景をお届けします。

双体道祖神 〜にこやかに笑って〜

かねてから見てみたかった、双体道祖神を見に出かけました。長野市戸隠(旧戸隠村)尾上にあります。

 いきなりですが、「信濃路の双体道祖神」という本があります。これは、著者の小出久和さんが、長野県内の双体道祖神、二千九百基強(現存すると思われる九十九パーセント)を、十五年の歳月を費やし調査撮影したもので、双体道祖神好きな私にとって手放せない一冊です。この本は自費出版です。第七回日本自費出版文化賞で奨励賞を受賞しています。今回はこの本を頼りに道祖神を訪ねました。

  一路、長野市より県道七十六号線の細い山道を、戸隠方面へひたすら車を走らせます。この日は天気も良くドライブ日和。すれ違う車も二〜三台、後ろからやっ てくる車も無いのでゆっくりと旅路?を楽しみました。標高も上がると、北アルプスの山々も見え隠れして車窓も楽しめました。この本のおかげで、容易に道祖 神まで辿り着くことができます。

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①ようやくお目にかかれた道祖神。辻の傍ら草むらの中に佇んでいました。

 この日は日差しが強く、訪れた時間も良くなかったのか、この道祖神のにこやかな表情は、はっきり分かりませんでした。残念です。でも、愛らしいお顔と腰に手を当てた姿がうっすらと分かりました。

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③ブログを見て下さる皆さんにも分かるように輪郭をなぞってみました。

 日の光がきれいに当たれば、このような素敵な表情が見られるはずです。また日を改めて出かけたみたいと思います。

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④尾上の道祖神を見に行く途中で見かけた、トウモロコシ畑の前に佇む双体道祖神
⑤⑥道端に咲いていたお花。

いつからか、外からやって来る疫神や悪霊から守るため、子孫繁栄などの祈願のため、村境・峠・辻・橋のたもとに祀られた道祖神。手を取り合い肩を抱く男神と女神、祝杯を挙げる姿、接吻している双体道祖神もあります。

 誰が彫ったかも知れない道祖神。昔の人の想いが形になって、今でも変わらない場所でひっそりと佇んでいる姿が私は大好きです。

 双体道祖神に想いを馳せて・・・。



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